横須賀スキー協会 行事のご案内と報告・市民スキーの会
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    蔵王市民スキーの会 蔵王開催50回 記念行事レポート 

 蔵王での開催50周年記念行事 またスキー発祥 100年、更には4年に一度開催される
 インタースキーと2011年度、私達スキーヤーにとって記念すべきスキーイヤーとなった。 インタースキーはこの蔵王温泉でも昭和54年にアジア初の開催を行なっている、世界有数のマンモススキー場である。また日本スキー史に欠かす事のできない、スキー場でもある。
 1月14日より開催された蔵王市民スキーの会は、長年のスキー愛好者の方たちの参加によって本年度も開催する事ができました。参加者27名役員4名総勢31名と、目標の45名までは届かず残念ではあるが、今年も蔵王の自然と、格別の温泉、そして長年お世話になっているつるやホテルの方達と、上手い料理で至福のときを過ごす事ができる・・・そんな思いで横須賀を出発した。
 到着はやや遅れ1:30.空を見たら星が出ていた。気象庁の予報では16日より蔵王温泉は暴風雪の予報であったが。まずは翌日のスキーに備え、挨拶代わりに 111年の歴史を持つ、温泉を楽しみ早々に寝ることにした。翌朝7時部屋の窓は青く晴れ渡っていた。ロープウェイ鳥兜山の山頂駅が見える。地蔵山頂駅はそのまた先であるが、役員全員で予定の変更を決断した。
 今後の悪天候が予測される為、蔵王の芸術品とも言われる樹氷原、地蔵山頂へ初日の午前中に参加者全員で行くこととした。リフト・ゴンドラを乗り継ぐごとに、蔵王の自然は驚異と思えるほどその姿を変えて行く。昨年も来たこの樹氷原、今年は年末からの寒気の影響で、樹氷も80%いや 100%に成長していた。雪面にわずかに顔を覗かせる地蔵さんにそれぞれに願い事をして、景色を楽しみながら皆で下山した。
 昼食後予定通り班別講習を行なった。この会では毎年全日本スキー連盟公認の級別テストを実施している。既に1級を取られている方、今回挑戦される方、スキー半分温泉半分の方、志向は様々である。新しい試みとして、蔵王のコースを制覇しようとフリーエンジョイ班を設けた。全体で3班構成となった。
 初日は天候にも恵まれ、エンジョイ班はまさにエンジョイ、検定を受けられる方たちにとっては少しばかり辛抱の時間ではなかったかと思う。
 16日さすが気象庁?早朝晴れ間を覗かせたものの、天気は大荒れとなった。それでも各班暴風雪にめげることなくスキーを楽しんでいた。
 私は、様々な行事関係でシーズンの週末をスキー場で過ごす事が多い。そんな立場からすると正直滑りたくないという思いの方が強くなっている。しかし、大先輩の方たちが本当に楽しそうに暖かいレストランロッジから氷点下の世界へ笑いながら出て行く姿は、本当に頭が下がる想いだった。大げさかもしれないが、これが今の日本を支えてきた方たちのバイタリティーなのかもしれない。改めて昭和の親父お袋に感謝したいと思った。私も確実に将来先輩達の年を迎えることになる。はたしてこんなに元気で生き生きしていられるだろうか。と心配さえ覚えた。先輩達に押される思いで、ゲレンデに出た。寒さに強い私の体も、さすがに悲鳴を上げるほどの極寒の地となっていた。それでも明日に控えた級別テストに参加者の先輩達は、寒さに動揺することなく私の説明に耳を傾けてくれた。
 私の悲鳴は既に無くなっていた。
 スキー技術はスキーを楽しむ為の、あくまでもその手段に過ぎない。しかし若者はさておき、シルバー世代の方たちが、何故こんなに一生懸命スキーに乗っているのだろうか。楽しいから、負けたくないから、きっとそれだけでは無いはずである。解らなかった。
 もしかして、それは毎日元気で、自由に動ける喜び。その喜びに感謝すべく今与えられたこの機会を楽しむが如く、若輩の私の講習も真剣に聞き、それを表現しようとしているのか。少し感動した。僕らの世代にそして子供達の世代にその精神は伝わっているのだろうか。経験が、環境が個々の成長を成す。と思うが、今スキー離れが進む中で、これからこの素晴らしい冬の王者と言われたスキースポーツはどのように変化していくのだろうか。
 不安と心配が頭をよぎる。
 十分にトレーニングができたか正直わからない。明日(17日)午後良いコンディションで滑っていただきたいと祈るばかりであった。
 この夜、長年お世話になっているつるやホテルさんへ協会より感謝状の贈呈式を行い、昼に撮影したビデオの撮影会を行なった。この会は本当に歴史のある会。社長さんの挨拶にその努力と歴史を感じた。
 17日朝のNHKニュースでは、各地の雪の被害を伝えていた。当然蔵王温泉も大雪となっていた。40cm−50cmの積雪であった。スキー場の圧雪は十分に行なわれていたが、降雪量がそれを上回っていた。とても難易度の高い状況での検定会となったが、嬉しかったのは、エンジョイフリー班の方たちが、受検者の応援に来てくれたことだ。多分その中には来年やろう、または、挑戦する素晴らしさを感じていた方がいたのだと思う。
 夕食後結果発表を行なった。同じく皆集まってくださった。合格した方、残念だった方、本当は少し嫌な瞬間でもあるが、皆さんの笑顔にスポーツの素晴らしさをまた再認識させられた。
 40代の私が言うのもなんだが、スキースポーツは本当に生涯楽しめるものだ。
 早いもので4日間のこの行事も後1日。お祝いと残念会を兼ね、皆で山形の美味しいお酒を飲む事ができた。年代を越え様々な職業、経験を積んだ方達と色々な話ができることに感謝したいと思う。その環境を作ってくれる蔵王市民スキーの会。協会先輩方の努力によって、もう50回を迎えているが、この会をこれからも大切にしていく事がスキー協会の、私達の今後の役割と考え、次の記念する行事を迎えたいと思った。参加してくださった皆様に感謝します。ありがとうございました。

         第60回(蔵王開催50回)記念行事 実行委員長  中村 浩人




お知らせ

 第60回市民スキーの会(山形蔵王開催50回)は、好評募集中ですが、参加人数にまだ少し余裕があります。つきましては、申込期限を12月末まで延長いたしますので、参加を希望される方は、中村浩人:太田和 2-17-7 電話 046-858-0114 まで、ご連絡ください。



第60回市民スキーの会 会員募集要項

※ 市民スキーとして60回目、蔵王温泉会場として50回目の行事となります。
※ 横浜駅西口乗車を新たに設けました。
※ 今年もバッチテスト(級別テスト)を開催します。

申込みは、平成22年11月1日より、下記の市民スキー係まで



募集要項(PDF)←右クリックで「ファイルを保存」してください。

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